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妙見工場のご紹介


妙見工場の概要


宮島醤油妙見工場は、佐賀県唐津市の西部、唐津湾沿いに広がる妙見工業団地の一角にあります。近くに妙見神社という古い神社があるので、こう呼ばれています。

この工業団地は、地域産業の育成と雇用増大による地域社会活性化という佐賀県の政策によって、1970-80年代に唐津湾を埋め立てて造成されました。宮島醤油は1989年、この地に進出して、ここを総合食品事業の拠点としました。

妙見工業団地

妙見神社

妙見工場は平成元年(1989年)6月竣工。現在の敷地面積は41,313平方メートル(12,496坪)、建物ののべ床面積は16,811平方メートル(5,094坪)、緑地が5,701平方メートル(1,728坪)です。約350人の従業員が働く、総合食品工場です。

液体及び粉末の調味料、スープ類、焼肉のたれ、レトルト食品、冷凍食品を生産しています。

パウチ充填機

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粉末調味料工場


ミヤジマのロングセラーである粉末うどんスープ、焼きそばソース、ちゃんぽんスープなどは、粉末部門でつくられます。集塵機や防塵カバーを設けた室内は、防湿、空調されたクリーンな環境となっており、塩、糖、香辛料などの原料が自動計量器で調合され、混合釜で高速回転によって均一化されます。調合された粉末は、高速充填機によって袋につめられます。この工場ではまた、各種粉末スパイス、乾燥野菜、即席めんの乾燥具材なども調合、充填されています。

原料自動計量器

高速充填機

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液体スープの無菌充填


素材のおいしさと香りを大切にしたスープづくりを究めてゆくと、濃縮タイプでなく調理したてのストレートスープで、しかも加熱殺菌による風味の劣化をできるだけさせないもの、という課題に行きつきます。人間にとっておいしい薄味のスープは、同時に細菌類にとっても心地よいものですから、常温流通の液体スープについて、おいしさと安全性を両立させるこの課題は容易に克服できそうにありません。それを解決するのが無菌充填(むきんじゅうてん)と呼ばれる方法です。ミヤジマのストレートうどんつゆ及びちゃんぽんスープは、この方法でつくられています。うどんつゆは、まず、かつお節、昆布等のだし取りから始めます。ちゃんぽんスープはトンコツ、鶏ガラ、香味野菜などを炊き出してつくります。それらを超高温殺菌(無菌処理)します。このスープがクリーンルーム内で無菌包材に充填されます。クリーンルーム内はバクテリア、カビ、酵母菌などほとんどの菌がヘパフィルターによって取り除かれており、高度の無菌状態に保たれています。無菌包材とは、あらかじめガンマ線を照射して高度の殺菌をした容器のことです。私たちは、この方法によって、自然な味と香りが生きた高級スープを実現することができました。

無菌充填装置

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自動倉庫


妙見工場の中央に高さ17メートル、幅14メートル、奥行73メートルの自動倉庫があります。内部には2,556個のパレット棚があり、製品はすべていったんここに格納されて出庫指示を待ちます。倉庫内は完全に無人で、ロボットが入出庫作業を行っています。

自動倉庫

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管理センター


妙見工場は全社一元リアルタイムの情報システムで管理されています。営業担当者が直接、受注データをサーバーに送信し、それにともなって随時、生産・出荷計画が立てられます。生産計画が立てられると、必要な原材料が自動的に算出され、生産が行われます。品質管理部門は生産計画に応じて、必要な検査の内容を決定し、検査人員の配置を行います。こうして生産をサポートしながら、生産活動を監視します。検査は製造ロットごとに行われ、不合格品の生産はストップされます。商品の賞味期限も製造ロットごとに管理しています。

管理センター

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