安全・安心への取り組み
宮島醤油は、美味しくて安全な食品をお客様に提供するために、商品の研究開発から製造・販売において品質管理・衛生管理を徹底し、食品に関するすべての法令を遵守します。
品質保証室
「品質に対する責任」は、モノづくりに携わる者にとって何よりも重要なことだと弊社は考えます。この意志のあらわれのひとつが、社長直属のセクションとして設置した品質保証室です。これは、宮島醤油の全製品の品質について、トップ自らが責任をとるとともに、万一の場合にスピーディーで的確な対応をとるための体制づくりの一環です。
品質管理
製品における品質には、大きく3つの要素があります。第一は、厳重な衛生管理に支えられた「安全性」という品質。第二は、現状に満足することなく、常にさらなる“おいしさ”を求め、また健康により貢献することを求め続ける「味と機能の先進性」。そして最後は、「使いやすさ」や「食べやすさ」を追求する「利便性」という品質です。
この3つのなかでも、弊社が最も重視し、力を尽くしているのが、第一に掲げた「安全性」です。
宮島醤油では製造の全工程を分析し、危害の起こり得る工程を「重要管理点」に指定して、その部分を特に厳重に管理しています。「重要管理点」では、製造ロットごとに厳しい検査が行われ、異常がないことが確認されたものだけが次の工程に進むことができます。また、重要管理点以外でも、工程ごとに製造工程を手順化し、検査記録を残すことで、製造過程で発生する異常に迅速に対応できるようにします。このようにして、危害の発生する可能性を限りなくゼロに近づける努力を続けています。こうした手法はHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point=危害分析と重要管理点方式による食品の高度安全管理方式)と呼ばれ、宮島醤油では三工場全体にこれを広げています。
SQF認証取得
宮島醤油ではさらに徹底した品質管理を実現するために、HACCPの手法とISO 9000sの管理手法を取り入れた国際規格SQF(Safe Quality Food)の国際認証を三工場で取得しています。
SQF(Safe Quality Food)とは、食品の安全性と品質を確保するための国際認証システムであり、製造過程・製品認証基準です。経営管理と品質管理の国際認証としてはISO(International Organization for Standardization)9000sがよく知られており、一方では食品の安全確保の手法としてHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)が知られています。
SQFは、ISO9000sに準拠した経営管理を基礎に、食品の衛生管理・安全管理手法としてのHACCPシステムを取り入れたものです。食品工業にとって、世界で認められている管理システムです。
2012年、調理済み食品(スープ)部門の全製品でSQFの認証を取得しました。
2016年、調理済み食品製造部門、レトルトパウチ食品部門でSQFの認証を取得しました。2019年に自社ブランド商品を対象に非加熱製品群、加熱有製品群、レトルト・超高熱処理製品群で認証範囲を拡大しました
非加熱製品部門で認証を取得しました。
2005年、SQF2000(現SQF)の認証を取得。缶詰・レトルトパウチ食品の部門ではわが国初のSQF2000認証取得工場に。さらに、2012年に缶詰・レトルトパウチ、冷凍・冷蔵の全製品で認証を再取得しました。